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講師 まーのよろずや相談所 中谷 正恵先生

9月14日(火) 講演会に参加してきました。内容をご紹介します。

中谷先生は実際に重度の自閉症者のお母さんです。その娘さんは現在16歳で、ご本人の希望から、在宅で過ごされているようです。
娘さんが4歳の時から視覚支援や構造化を実践してこられ、娘さんがよりよい人生を送れるよう、援助しておられたようです。
そのさまざまの経験を生かし、現在は自閉症などの発達障害のある方のガイドヘルプや個別相談に応じ、障害のあるご本人の意向を大切にしながら、支援活動をされているようです。
 
以下に私が印象に残ったものをまとめてみました。

『集団があっていなければ個人で』

自閉症や発達障害と一口にいってもいろんなタイプの方がいらっしゃいます。
集団の中に入ってもあまり苦痛を感じない人から、その場にいるだけでも気持ちがついていかないという方まで、それぞれ感じ方が違うそうです。
あまり集団生活に苦痛を感じるならば、一歩離れてみるのも一つの方法だそうです。
無理は禁物、ということですね。

『興味は周りが見つけてあげるものではなく、本人が見つけていくもの』

「何か一つのことを身につけさせてあげたい」
親であれば誰しもが思うことであり、それは当然の思いなのでしょう。しかし本人はどう感じているのでしょうか。やはり自分の好きな事、興味のあることに取り組む方が楽しいし、人生も豊かになるはず。
我が子に楽しみを、と思うあまり、無理な課題や要求をするのは本末転倒なのでしょうね。
今現在、趣味や楽しみがみつからないお子さんでも、将来興味のあることが生まれてくるかもしれません。
その時を待ってあげるのも、本人の為に良い事なのかもしれませんね。

そして今現在好きなことにとことんつきあってあげるのが一番いいそうです。

自閉症者は"感覚"がキーワード

人にはいろいろな感覚があります。
①視覚(目) ②聴覚(耳) ③味覚(舌)
④嗅覚(鼻) ⑤触覚(皮膚)
人間の持つ感覚は、大まかに、この5つのものが代表的でしょう。
中谷先生から、自閉症者にとって重要な感覚が後二つあると教わりました。

前庭覚

体の"揺れ"を感じる感覚だそうです。
この感覚が敏感だと、少しの揺れでも大きく感じるので乗り物酔いになりやすかったり、ブランコやトランポリンなどの遊びは苦手なようです。
中谷先生がおっしゃった事例だと、先日起きた地震の後、揺れてる感覚がなかなか抜けない方がいるようです。
また逆にこの感覚が鈍感だと、トランポリンやブランコが好きで何十分も乗り続ける人もいるそうです。
少しのったくらいじゃ刺激が満たされず、もっと揺れがほしいと思うからです。実は私の娘がこのタイプです。

固有受容覚

骨や筋肉などを動かす時に生じる感覚だそうです。
私たちはふだん、歩いてる時なんかは足のうらへの刺激などは、脳の無意識の領域で処理している事が多いそうです。「あ、今、足の裏が地面についた」なんて、いちいち思いながら歩いたりしませんもんね(笑)
しかし、自閉症の方はこの感覚が敏感だったり鈍感だったりするので、前庭覚と同じように例えば鈍感な方は気持ちが不安定になったとき、自分のあごを軽く叩いて、その骨への刺激で、気持ちを満たす、という場合があるそうです。

自閉症者の気持ちを満たす(心の安定)

中谷先生のお話だと、前庭覚、固有受容覚、そして5大感覚のうちの触覚の刺激が自閉症者の心を満たすのに重要な役割をしているそうです。
感覚による刺激が『脳の栄養』となり、脳に栄養が行き渡ると気持ちに余裕ができ、改めて他人や周りの状況に目がいくのだと、中谷先生はおっしゃっていました。

自閉症者はよく、『他人の気持ちが分らない』『気持ちを共有する事が難しいので思いやりの心を持てない』という説がありますが、けっしてそんなことはないのかもしれませんね。
健常者といわれる人々よりは、少しばかり脳への栄養が必要なだけかもしれません。中谷先生のお話を聞いて私はそう感じました。

おわりに

中谷先生のお話は、やはり当事者のお母さんというお立場からお話をして下さいましたので、ものすごく参考になる部分が多かったです。
さらに、現在のお仕事上、たくさんのお子さんに接してる経験から、より私達に近い感覚で事例を紹介してくださいましたので、楽しんでお話を聞かせていただきました。

最後方で保護者の質問に答えていただける時間があったのですが、ずうずうしくも私も質問させていただきました(覚えている方、いらっしゃいます?笑)
先生のお話を聞くまで、何とか養護学級の先生に分ってもらわなくては!と気合が入りすぎていたのですが、先生のおかげで適度にガス抜きできたような気がします。おかげで懇談もうまくいきそうです。

中谷先生は個人で活動をされており、有料で個別相談に応じてもらえたり、当事者のガイドヘルプもしてくださるそうです。
中谷先生のHP『まーのよろずや』はこちら。興味のある方はご覧下さい。
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【2004/09/14 17:50】 | 講演会
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